2009年1月24日土曜日

夜間飛行

 昨夜、夜間飛行をしてきた。
 女満別発20時20分東京行きJAL1190便。
 空港に辿り着くまでにもドラマだった。発達しつつある低気圧が接近し、雨雲がワシワシと押し寄せてくる様子を気象レーダーの画面が示している。
 羅臼から女満別まで100kmと少々なのだが知床連山に連なる峠がある。冬期間はしばしば通行止めになる。昨日も、昼から美幌峠が通行止めになった。僕が超えるのは美幌峠のお隣の根北峠(こんぽくとうげ)だ。十分すぎるほどの余裕とり、早めに出発した。
 しかし、降雪の量は多かったものの通行に問題はなく、二時間とちょっとで空港に着いた。時間がタップリあったのでギネスなどを飲みながら出発時刻までゆったりと過ごした。(これで、飛行機が欠航になったらどうやって帰るんだ?とは考えなかった。)

 気圧配置は冬型になりつつあり、雲の切れ目から町の灯りが見えていた。夜間飛行の時に見える光景は、なぜか顕微鏡で覗くバクテリアの世界を思い出させる。発光バクテリアのコロニー。
 あの、灯りのしたにニンゲンの生活があるのだろうなあ。
  悲しんだり、喜んだり、生まれたり、愛したり、憎んだり…
 僕たちが顕微鏡で、バクテリアのコロニーを覗いた時、その下で繰り広げられているバクテリアの生活(そんなものがあれば)をたまに考えてみることがある。
 なんだかセンチメンタル

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