2009年7月19日日曜日

イラクサ おそるべし

 イラクサは、我が家の庭のあらゆる所に生える代表的な雑草の一つで、触るといつまでもチクチクするし、茎は固くて翌春まで残るし、成長してしまうと普通の草刈り機で茎を刈り取ることは困難だ。だから評判(自分の中でだが)のすこぶる悪い存在だ。

インターネットの情報を得て、昨日、このイラクサでお茶を煎れてみた。正確にはナマの葉を煮出しただけなのだが。コレステロールや血糖値を下げるとかアレルギーを鎮めるとか様々な薬理作用があるという。「薬」だから「味」には期待していなかった。「良薬口に苦し」っていうでしょう。
 ところが、試しに一口飲んでみて驚いた。美味しいのだ。苦みはほとんどなく、番茶に近いかすかな香ばしさがある。「薬草茶」らしい「健康にいいんだからガマンして飲みなさいネ」という押しつけがましさがまるで無い。普通の飲料として十分通用する味なのだ。

 煮出した後の葉も食べてみた。こちらは、おひたしである。鰹節の味がよく馴染んだ。あのトゲトゲがあるので、茹でた直後よりも冷蔵庫で一晩おいてからの方が食感が良いと思った。立派におかずになった。

 イギリスの田舎では1キログラム1ポンド(約200円かな?)で農家の人が町に売りに来ているそうだ。高いものではない。どこにでも生えていて、簡単に手に入るのだからこんなものだろう。
 それにしても、煎じてよし、食べて良し、おまけに素晴らしい薬効の植物が、これほど身近に、しかも無尽蔵と言っていいほどあったとは!

 今朝、本格的に葉を集めた。よく見ると体長1ミリにも満たないノミハムシの仲間がたくさん葉に付いてる。もし、僕がイラクサの効用を知らなければ彼らはもっと平和な生活を送ることができたはずだ。イラクサは、あの美しいクジャクチョウの食草でもある。イラクサの良さに気づいた順番から言えば僕は、新参者なのだ。これからも彼らとイラクサを分け合っていかねばならない。

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