2009年9月22日火曜日

アルビレオ

 ALBIREOに目立たぬようにロゴを貼った。

 先日も書いたけれど「アルビレオ」とは、白鳥座の頭の星の名である。白鳥座は、目立つ6つの星がほぼ等間隔に十字架の形に並んでいる。宮澤賢治先生は「銀河鉄道の夜」の中で、北十字星と呼んでいる。これは一般的な呼称であるらしい。ハクチョウの尾(つまり十字架の頭)の部分にあるのが一等星のデネブだがアルビレオはちょうどその反対側、ハクチョウの伸びたくちばしにある星だ。白鳥座のベータ星であるが、実際には白鳥座で五番目に明るい星なのだそうだ。星座を作っている星は、明るさの順に「アルファ」とか「ベータ」とかいうギリシア語のアルファベットで呼ばれることになっているが、この場合、命名の時に誤りがあったのだろうか。
 そして、アルビレオを天体望遠鏡で見ると金色の星(アルビレオA 見かけの明るさ3.1等)と青い星(アルビレオB 見かけの明るさ5.1等)の二つからなる連星系であることは有名だ。二つの星は6千億キロも離れているが、共通重心を持ち、約10万年の周期で公転しているのだそうだ。最近の研究では、もう一つ小さな星がそばにあり、三十連星系であることがわかった、とのことだけど。

 ガソリンエンジンとモーターと二つの動力を持つクルマを買った時、この名前がいいなあと思った。
 こんなクルマに乗っているとどうしても燃料消費量を意識してしまう。おまけにモニターの中央にデンと「燃費計」なるものが付いているの、ますます意識してしまう。燃料消費量の少ないクルマに乗っているからと言って、「地球温暖化防止に貢献している」と胸を張る気持ちはさらさらない。むしろ周囲から「やっぱりあなたもエコですネエ」などと言われたり見られたりするのはイヤだ。
 ケッと思う。

 「現在の生活水準を落とすことなく地球環境を守っていこう」などというのは、問題の深刻さを直視しない、根拠無き楽観主義だ。現代の環境問題は、我々に「何を捨て最低限何を残すか」という選択を迫っているのでははいだろうか。だから、ブームやムードだけで「エコがって」いるだけでは何も解決しない。もっと地道な、もっと効果的な、もっと着実な成果のあがる方策を講じていかなければならない、深刻な問題なのだ。

 だから、僕が燃費を気にするのは、純粋にお財布の中身の問題である、というワケだ。

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