2011年4月8日金曜日

言葉よ、鉄槌となりてファシストの頭上を打て

 「流言飛語」を載せいているHPやブログのプロバイダーに対して、政府は削除要請をするらしい。原子力発電所事故に関して「過激な」報道をしている海外メディアに対して、抗議もしているようだ。

 「やはり」と言うべきか、「ついに」と言うべきか。
 本性を現したナ!コノヤロー!である。

 インターネットに載る情報は玉石混淆だということなんて、端からわかっている。それを閲覧する個々人が自分の責任で吟味して受け止めるのが知的レベルの高い先進国のウェブ利用者だし、日本も「教育程度の高い先進国」なんじゃなかったの?

 海外メディアの報道にも、過剰な反応のものはあるようだが、正面をきって堂々と反論すれば済むことで、「抗議」するような問題ではなかろう。
 その同じ舌で、今回の事故について国民に情報を伝えることを渋り、東電を庇い、「直ちに影響はない」というのが流行語になるくらいに、言いまくっているのは日本の政府でないのか。

 国家権力が言論に口を出し始めたらその国はもう、危険だ。

 いま、僕は、非常な不安を感じる。
 地震はファシズムの亡霊を呼び覚ましたのかも知れない。 

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