2011年5月1日日曜日




 旅に出た。

 行く先も日程も決めず。

 もうずっと前からやってみたかったのだが、勤めのある身の悲しさで予定をきっちりと立てた旅しかできなかった。

 古いキャンピングトレーラーを牽いて、年季の入ったランドローバー ディフェンダーで、生きたい所へ行く。いつ帰るかも決めていない。

 生憎低気圧と前線に遭遇してしまったが、それは結果。自分をそれに合わせればよい。

 昨日は屈斜路湖半和琴半島で泊まった。
 今夜は中札内に来ている。外はかなり激しい雨だ。

 気ままな旅は楽しい。ロマの人々のような気持ちか。
 寒いキャビンで眠るのもそれなりに体力が要る。だがそれも楽しい。

 だがそれは、帰る場所があるからだ。
帰る当てのない人々には、どんなに残酷な仕打ちだろう。
 まして、高齢者や子どもたちなど体力や気力が衰えを見せている人々には、どんなに辛いことだろう。
 機械的に線引きし、「避難区域です」と宣告する側の人間にそれがどのくらい想像できているのだろう?
 まして、避難の原因を作った東京電力の人間、「原子力発電は安全です」と言い続けた者たちは、この事実を前にしてどんな態度をとるのだろう?

 あまりも、あまりにも想像力がなさ過ぎる。
 ああ、嘆かわしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿