2011年6月22日水曜日

小指の痛み

 今日は夏至だ。
 ノルウェーではミッドサマーフェスティバルというお祭りがあり、一晩中飲んで踊って楽しむのだそうだ。

 一昨日、授業で山を歩いていた。
 ザリガニの生息状況を調べてみようと思い、川への斜面を下たら長靴の底がすり減っていて足が滑り転倒した。
 その時、右手をついたため指が不自然に曲がってしまった。

 骨折はしていないち思うのだが、手の平が腫れあがって、突き指としては最大級と言っていい状態だ。情けないことだ。

 昨日は、天気が良かったのでバイクで通勤したかったのだが右手の握力が極端に弱まっているので、大事をとってあきらめた。

 小指一本のせいで十分に力を入れることができないとあらためて悟った。
 お菓子の袋が開けられない。箸が持てない。自動車のハンドルも握りにくい。黒板に字を書きにくい。キーボードやマウスも操作しにくい。(操作しているけど)などなどなど。

 70年代の沖縄返還運動では「小指の痛みは全身の痛み」というスローガンを掲げていたことを思い出した。
僕らは、米軍基地を抱える沖縄の苦しみを自分の痛みとして感じているだろうか。
原子力発電所の事故で苦しむ人たちの苦しみの原因がエネルギーを浪費してきた自分たちの生活が原因だったと顧みることができるだろうか。

 TVで時々流れる「ひとつになろう日本」というコピーが空しく感じられるのだが、どうしてだろう。

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