大脳が沸騰するような暑さだ。
羅臼にしては。
公式には29.8℃
手元の測定値は30.2℃であった。
八月後半、オホーツク海高気圧が衰退して、低気圧が発生し、南から暑い空気を吸い込んで気温が上がるのが例年のパターンだが、今年は、早くもそのような気圧配置になっているらしい。
今、知床半島の地質のことを学び直している。半島を形成した過去の火山活動についてだ。
羅臼岳の噴火活動2300年前、1700年前、700年前。
天頂山の水蒸気爆発1900年前。それで羅臼湖誕生。
硫黄山の山体崩壊3700年前。
3700年前まで、現在の知床硫黄山を中心に南岳、知円別岳、東岳などを含む範囲に1700メートルの高さの成層火山があった。そして羅臼岳はまだ誕生していなかった。
縄文時代後期の人々は海上にそそり立つ美しい山容を朝夕ながめていたことだろう。
わずか4000年足らずの間に、知床の景色は大きく変わったことになる。
自然のテンポとリズムをわれわれは、日頃からもっと意識するべきではないだろうか。
2011年8月11日木曜日
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