2011年9月13日火曜日

ペーチャのブログから

実は、ウチにはピョートル(愛称「ペーチャ」)という黒猫が一匹いる。
とても賢いネコで、家族思いでもある。

その彼がブログを書いていることが最近わかった。
そして、しばしば、僕のブログを引用している。

だから、今日は、彼のブログを引用することにした。

(以下、ペーチャのブログから)

ネコは、昔からニンゲンと暮らしてきた。

ニンゲンと暮らすようになったのは6000年くらい前からだと言われている。

ニンゲンが農業をおこない、収穫した穀物を貯蔵するとネズミなどに狙われるようになった。
僕らの先祖は、穀物貯蔵庫でネズミなどを簡単に捕まえられること、より強力な外敵に襲われにくいことなどの理由でニンゲンのそばで暮らすことが有利だったからそんな道を選んだのだろう。

実際、現在の僕もニンゲンの親方たちのお陰で、雨露をしのげるし、冬でも快適な部屋で過ごせている。
食べものは親方がどこからか採ってくるので、不自由しなくていい。

もっとも、自分でもきちんと狩りをしているし、多少暑くても寒くてもガマンして生きていける。
ちゃんと自立しているから、全面的にニンゲンに依存しているイヌ族なんかとは違うのだ。

でも、最近のニンゲンを見ていると、世界のことを真面目に考えているのか疑ってしまうようなヤカラも少なくないと思う。

3月に東京電力の原子力発電所が、地震と津波でぶっ壊れて、放射能をまき散らかしたのだろう?
原子力発電所は地震や津波など天災に襲われると非常に危険な状況になり、その周辺何十キロとか百キロ以上もの範囲で、数年や十数年では回復できないほどの汚染をまき散らかすことが実証されたのが3月の震災だ。

それなのに、原子力発電所を再稼働すべきだ、と考えているニンゲンがまだかなりいるらしい。
今朝、聴いたNHKのニュースでは、世論調査をすると3分の1くらいのニンゲンが、再稼働に賛成だと答えていると言っていた。

言っておくが地震は必ず起こるんだゼ。
そりゃあ、今は大丈夫かも知れない。だが、明日に起こるかも知れないし、100年先かも知れない。

「100年先ならオラヮ、死んじまってるか、カンケー無い」ってか?
おいおい!
それが、「地球最高の知的生命体」とか「万物の霊長」と自称するニンゲンの言うことかい?


もっとも、最近は、そんな言い方は思い上がりだって気づいているニンゲンが増えてきているがね。
本当にそんな考え方は、ナマコやクラゲにも劣ると思うな。

ニンゲンは地表にはびこりすぎている。
少し淘汰されても仕方がないのかも知れない。

でも、そのために、多くのネコ族やイヌ族、その他の野生動物たちまでもが巻き込まれるのは、許せんね。


福島県を中心にイノシシなどの野生のほ乳類に汚染が広がりつつあるという調査結果も出ている。

それでも再稼働に賛成なのかねえ?

いま、僕たちネコ族やイヌ族は、つくづくニンゲンと共に暮らすのがイヤになってきている。
身近な親しいニンゲンたちを連れて、どこか、この国の悪いニンゲンたちのいない所へ引っ越してしまいたいね。

僕も、親方たちやイヌのアファンなどを連れて、脱出を考えておかなきゃならないなあ。

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