2011年10月3日月曜日

戻れるのだろうか?

 羅臼の町に霰が降り、羅臼岳に冠雪が見られた。
 一気に冬が近づいたように感じられた日。仕事で海岸に長時間佇んでいた僕は、とても久しぶりに「冷える」という感覚を覚えた。
 明日、ウトロで会議がある。
 知床峠が通行止めになっているので、羅臼=ウトロ間の所要時間は、30分から2時間弱へと一気にシフトした。

 昨日の「幸福論」に思いがけずたくさんの方々からのコメントを頂いた。
 考えてみると、今、「幸福」という問題が非常に重要なテーマになっているのかも知れない。

 「幸福追求権」というものがあり、人類は進歩とともに、皆が少しずつ幸福になっていくべきなのだ。「進歩」とは、もともとそういうことだったはずだ。
 科学技術、社会制度、政治、倫理などなど色々が「進歩」することで、人類はどんどん幸福になれるはずではなかったのか。

もし、現状がそうでないとするなら、「進歩」の足取りのどこかに誤りがあったはずで、誤った時点まで戻ってやり直さなければならないだろう。

 戻れるものなら、ね。

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