2011年12月19日月曜日

こんなニュースが

北朝鮮のキム総書記死亡のニュースでかき消され気味だが、東京電力福島第一原子力発電所の事故原因を究明するため、国会に設置された「事故調査委員会」の黒川委員長が、記者会見で、野田総理大臣が原発事故の収束を宣言したことについて、「納得がいかない」と批判しまたと報道されていた。

 政府と独立した形で国会に設置された「事故調査委員会」の黒川委員長は、福島第一原発や住民の立ち入りが禁じられている「警戒区域」を視察した。このあと記者会見し、「警戒区域」の様子について、

「音も声も聞こえず、悲惨で、空虚で、不思議な感じがする。住めなくなった人の気持ちや仕事がどうなったのかを考えなければいけない」と述べた。

 そのうえで、黒川氏は、野田総理大臣が原発事故の収束を宣言したことについて、
「納得がいかない。そういうことを正当化できる根拠があるのか。国民の受け止め方とギャップがある。これからが長い復旧への第一歩なのではないか」と述べ、野田総理大臣の対応を批判した。      (NHK ニュースより一部引用)


 海外からも、この「終息宣言」に対しては、多くの疑問や批判が寄せられている。
 自分たちに都合の悪い意見に対しては、聞こえなかったことにする、見なかったことにするという姿勢なのだろう。
 このようは無謬主義が、原発事故の背景にあったと指摘されているが、終わっていない事故を終わったことにしてしまう政府の姿勢の中に、次の事故が起こる要因が、もう既に兆している。

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