2011年12月23日金曜日

ワシを見ながら

低気圧が発達して接近するというから身構えていたが、根釧原野にはまだ大きな影響は出ていない。
昨夜、重たい雪が一時だけ激しく降り、少しだけ積もっていた。
 今日は、イヌの散歩以外には外へ出ることなく、ずっと家で過ごした。

 朝日に照らされた雪晴れの空をオジロワシたちが舞っていた。
 
 ワシは生態系の頂点にいて、食物網を通じてい濃縮された環境汚染物質を一身に集める立場にある。
 以前、ある研究者の発表を聞いたことがあるが、オオワシやオジロワシの血液中から非常に高い濃度のPCBや重金属が検出されるのだそうだ。

 海の生態系で頂点にいるアザラシやトドなど海獣類、そして鯨類などは、体内に放射性物質を蓄積した魚を大量に食べ、これからいろいろな影響が現れるのではないだろうか。

 このワシたちも「海ワシ」と言い、主に魚を食べる。

 無心に舞っているワシたちを見ていて、これからのことが心配になってくる。

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