温泉に入って来た。
近くの尾岱沼にある、「浜の湯」。
ややアルカリ性で塩分が濃い。
湯量が豊富だからお湯はすべて掛け流しだ。
浴槽や浴室が少々古くてもお湯が常に新鮮であるところがいい。
反対に建物や風呂場はピカピカで真新しいが、お湯は濾過循環加熱しているという温泉も最近は少なくない。
この「浜の湯」は、堂々たる「ホンモノ」の温泉なのだ。
小一時間、露天風呂に浸かり、温泉のように止めどなく湧いてくる汗を拭き拭き外に出る。
夕映えがぐるりと回り込んで、薄紫に染められた東の空に、丸い大きな月が浮かんでいた。
今日の月齢は15日。
昨日、日本海を見てきた。
情緒的な日本海も悪くないのだが、やはり月光を照り返しているオホーツク海は、僕がもっとも長期間、その畔で暮らしてきただけに、自分の落ち着く場所、という気がする。
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