550人くらいの入学生がある高校だった。
その中で17番という順位で入学した。
僕はそれほどでもなかったが、母は、とても喜んでいた。
好事魔多し。
高校二年の二学期。成績はトコトン下降した。
来る日も来る日も虫採りに明け暮れていたからだろうか。
まあ、今となっては原因は、よくわからぬ。
ついに学年250番まで下落した。
3学期には数学ⅡBが赤点で、追試験を受け、ようよう進級した。
劣等生になってから、そのエクスキュースも含めて、「順位」というものに根深い不信感を持つようになった。物事を順位だけで評価することへの反発も強く持つようになった。
それは、今も変わらずに続いている。
巷では今日、格付け会社がヨーロッパの国債の評価を一斉にランクダウンしたと、と盛んに報じられていた。
なんのことだかよくわからないが、この「格付け会社」というヤツが大嫌いだ。
銀行でも、債権でも、なんでも格付けして自分たちの利益を上げているなんて、火事場泥棒みたいなヤツだと思う。
しかも、いろいろな人々の思惑があって、その格付けも恣意的に行われる場合もあるらしい。
そんなものの「評価」なんてほとんど価値がないではないか。
そんなものは、皆で無視すべきだ。
もし、それが出来ないのなら、格付け会社を格付けする「格付け会社格付け会社」を作ったらどうだろう?
そして、「格付け会社格付け会社」が増えてきたら、その会社を格付けすればいい。
そう!「格付け会社格付け会社格付け会社」を作ればいいのだ。
まあ、そうやってどこまでも好きに遊んでいればいいのだ。
その間に、僕らは自分の手で食べものを作り、足を大地につけて暮らす方策を考えていくさ。
2012年1月14日土曜日
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