2012年1月27日金曜日

マロースの森


 朝、起きて外気温を観るのがずっと以前からの習慣になっている。
 今朝、午前7時過ぎて、-17℃で少し驚いた。

 一月も末だ。冬至から一ヶ月以上経ち、日の出時刻は早まり、日没時刻が遅くなってきたことを実感できる。
 そろそろ春の予感を感じ取ることのできる季節だ。
 シバレも底を打っても良い頃だと思うのだが、毎日の最低気温がどんどん下っている。

 たしかに、冬の低温の底は、数字では二月に記録される。だが、体感的には一月中旬がもっとも寒く感じるものだが、今年はなかなか底から離れられないでいる。
 そんな根釧原野の昨今だ。

 ロシア語では寒さのことを「холод」(ホーラドゥ)というが、さらに厳しい寒さのことを「мороз」(マロース)という。
 「寒さ」の上に「すごい寒さ」があるところがロシアらしい。

 いま、富良野市の演劇工房で「マロース」という芝居をやっている。
 
 今は、まさにマロースの季節なのである。

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