2012年4月6日金曜日

ハクチョウたちへの思い

・・・・昨年の4月6日のブログから抜粋。

 ハクチョウがシベリアへ渡る季節になった。
 君が代になんか全く敬意をはらっていない僕だが、渡りをするハクチョウの群れを見かけた時には、いつも直立不動で見送る。
 自力で3000キロを旅する者を敬う気持ちと、渡りの途中で命を落とす個体が必ずいるわけで、生命をかけて旅する者を見送る厳粛な気持ちから、尊敬と祈りを込めて。
出勤の朝、北へ帰る群れと並んで走ることもある。そのような時は、運転席から敬礼する。

 例年なら心中で、
 「来年もみんなそろって戻って来いよ~」と念じる。

 今春は、違っていた。
 「気をつけて帰れよ~。
 日本の水域は、放射能で汚染されるぞ~。
 来年は戻って来ない方がいいよ~」

 何の情報も無く保障など皆無の野生動物たち。
 何一つ苦情も言わない者たちに代わって、言ってやろう。
 原子力発電所や風力発電の巨大風車は、いますぐなくせ。
 作ったヤツは謝れ
 
・・・・ここまでが昨年のブログの抜粋である。

 どうだろう?
昨年、予想した通りになっている。いや、放射性物質を含んだ瓦礫を全国にばらまくことにした政府。早々と受け入れに手を挙げ、政府に「よい子ぶり」をアピールした北海道。だいたい北海道の知事は、北海道出身ではなく、北海道とは縁もゆかりもない人物だ。そんな者が、このアイヌモシリを放射能で汚す権利があるのか。
 迷惑だ。迷惑だ。迷惑だ。


 先日、釧路の鶴居村にあるタンチョウのための給餌場に、渡り途中のハクチョウの群れが立ち寄って、ツルのための餌を食べているところが紹介されていた。その時、給餌場の関係者が、ハクチョウたちがツルへインフルエンザを感染させないかと心配していた。
だが、ツルだって一応は野鳥なのだから、ウイルスへの耐性は持っていると思った。本当はハクチョウたちが放射性物質で汚染されることの方がもっと現実的な心配なのに、と考えながらそのニュースを見ていたものだ。

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