2012年5月1日火曜日

ヤナギの花が満開

今日は、南から強い風が吹いて気温が上がった。
 山を越えた網走側では、フェーン現象によってさらに高温だったらしいがこちら根室側でも虫が飛び回っていた。
 今日、出会った虫たち。
 クジャクチョウ
 コヒオドシ
 ハエの仲間。
 エゾオオマルハナバチの女王
 エゾアカマルハナバチの女王

 まだ開花している花が少ないので、咲き始めたエゾノバッコヤナギの花に群がっていた。
 ヤナギの仲間は種類が多く、種類を区別するのは僕にとっては難しい。普段の観察会でも、
「あ、これはヤナギの仲間ですね」でごまかすことが多い。
 しかし、バッコヤナギは、道央、道東、道北のどこにでもある樹木で、樹高が高くよく目立つので、種名まで覚えている数少ないヤナギの仲間なのだ。冬芽が無毛で、春早くに花をつける。雌雄異株だが、雄花も雌花も比較的わかりやすい。

 ハンノキやヤチダモ、ホウノキなどはまだ冬芽を固く閉じたままでいる。朝寝坊を楽しんでいるかのようだ。
 しかし、ヤナギの仲間は、芽を吹き始めている者が多い。バッコヤナギもその一つだ。

 「バッコヤナギ」とは変わった名前だが漢字で書くと「跋扈」と書くようだ。どうしてそんな文字が当てられたのか、どうもわからない。
 ただ、「バッコ」は「婆っこ」のことで、花の咲いた後に出てくる白い繊毛をおばあさんの白髪に見立てたとか、樹形が腰の曲がった老人のように見えるからだという説をよく聞く。別名「ヤマネコヤナギ」とも言う。

 ヤナギの仲間にはネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キツネヤナギなど動物の名前の付いたヤナギも多い。
 「タライカヤナギ」という種類もあるが、これは、鱈ともイカとも無関係のようだ。

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