2012年5月28日月曜日

快晴・濃霧・セイヨウオオマルハナバチ

知床峠を越えてウトロの知床自然センターまで、往復した。
 昨日、訪ねる予定だったが峠の路面が凍結して通行止めになった。
 どうしても行かなければならなかったので、今日は根北峠経由でいく覚悟だったが、幸いなことに午前10時に開通した。

 山頂を越えてウトロ側に下りてみると、青空が出て正しい初夏の気温だった。強い日射しの下、羅臼岳は昨夜降った雪にうっすらと覆われていた。
 初夏の新雪も、景色としては、良い。
 一転して羅臼側は東からの湿った冷たい風が流れ込み、気温3℃で、曇り、峠は濃い霧に包まれていた。

 ところで今日の北海道新聞夕刊にショッキングな記事が載っていた

  外来のセイヨウオオマルハナバチ 知床の高山帯でも確認(05/28 15:00)
 【羅臼、斜里】知床半島の最高峰・羅臼岳(1660メートル)の標高1250メートル付近で、特定外来生物のセイヨウオオマルハナバチが確認されたことが、28日分かった。高山帯で正式に確認されたのは国内2例目。世界自然遺産・知床半島の高山帯で見つかったことで、専門家らは周辺の高山植物など生態系への悪影響が懸念されるとして、危機感を強めている。<北海道新聞5月28日夕刊掲載>

 知床連山の1250メートル付近でセイヨウオオマルハナバチが確認されたという記事だ。この3年間、身体を張って本種の侵入を防いできたという思いがある。それだけに残念なニュースだ。

いまさらながら、まったくコメントを出さない農薬会社、輸入業者(商社)、農協、農水省、農家の無責任な態度に腹が立つ。
 何とか言ってみろ!
 みなで、彼らを包囲し、責任を追及して、防除対策の矢面に立たせねばならない。

 たとえば、これら「セイヨウオオマルハナバチ村」の全員が応分の資金を拠出し、基金を作って、一頭1000円くらいで買い取るなど具体的な方策を講じなければこのハチは駆除できない。
さし当たり、関係者は、この文を読んだら速やかに名乗り出て、謝罪すべきである。

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