2012年6月28日木曜日

野田=核ファシストを糾弾する

福島原発1号機の地下で過去最大の放射線量を記録したそうだ。
 毎時1万300シーベルト。つまり10.3ミリシーベルトだ。
 事故から15か月半も経って、今までの最高の値とは、どういうことだろう。  
誰が考えても、放射性物質を含んだ水が今までずっと、休まずに溜まり続けてきたのだろう。

 この事実を突き付けられても、野田総理大臣は「終息宣言」を撤回しないのか。撤回だけでは済まない。
 「終息宣言を出したことは、私の間違いでした。みなさまごめんなさい」と膝の一つも地面に付けて、国民に謝らねばならない。

 日本の権力の悪いところは、過ちを認めないことだ。
 敗戦を終戦と言い換え、侵略戦争がいつの間にか「国を守るための戦争」と言い換えられる。
 挙げ句の果てには、南京大虐殺も従軍慰安婦も「無かったこと」になって、いつの間にか責任が曖昧にされている。
 この国の権力者の鉄面皮ぶりは筋金入りだ。
 こんなことに出会う度に、この国が嫌いになっていく自分をどうしようもない。
 本当は、良いものもたくさんあるのだけれど。

 この測定値は東京電力が27日、株主総会が終わってから公表されたようで、そんな公表のタイミングにも作為を感じる。いや、絶対に作為的だ。

 原発問題は公害問題だ。
 新しい形の公害問題だ。
 そして、それを隠蔽しようとする権力は新しい形のファシズムかも知れない。
  
核ファシズムとでも呼んでおこうか。

 ファシストとは、共存できない。

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