2012年7月8日日曜日

ネコのように過ごした一日に考えたこと

シカと衝突した人に言われたくないだろうが、われわれ運転者は、このクルマ社会で安全運転を心がけ、交通事故防止に努めなければならない。

 ところで「交通安全」と聞いてどんな連想をするだろう。
 あの黄色い旗。ベタベタはられた標語。ポスター。講習などで繰り返される「心がけ」。
もう少し科学的に、見通しや交通量、道路の構造、運転者の心理などを科学的な根拠に基づく安全のための啓発をできないものだろうか、と思う。

 原子力発電でも、オスプレイでも、政府側の口から出る安全についての説明は、突き詰めればすべて精神論に行き着いてしまうように思う。
 曰わく、「最大限の安全に配慮する」
 「安全な運用を心がける」
 「国民のみなさまに安心していただけるように努める」

 そんな言葉を今やもう、誰一人信じちゃいないのだ。
 「原発を動かしたい」「オスプレイを配備したい」という結論が先にあり、それに反対する力をいかに小さくするか、という観点からだけで言葉を選んでいるホンネを見透かされているのだ。

 交通安全については、真剣で素朴な願いに基づくスローガンもあるだろう。しかし、原発やオスプレイに関しては、推進する側のエゴイズムと大衆蔑視の思想がその底に流れているので手に負えない。

 今日は、傷ついた腹筋をいたわるために、一日中家の中でゴロゴロしていた。ほとんど働かず、まるでネコだった。
 愉快ではないニュースを見ていて、こんなことを考えたというわけだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿