2012年7月9日月曜日

霧の底にひそむ秋への予感と経済産業副大臣の失言(ホンネ)

この3日間くらい雨が降るようになった。
 そして霧が濃い。
 梅雨前線を南へ押しやり、冷たい空気が上空に流れ込んでいるとか。
 いくらなんでも、これで夏が終わり、ということはないだろうが、日本でもっとも冷涼な夏が訪れる根釧原野(道東地方)では、もう、秋の草花が出番を待っている。
 エゾフウロ(蝦夷風露)も咲き始めた。
 その淡いピンクは、秋の原野のものだ。

霧に濡れ何も語らずフウロソウ
秋へ予感 夏草の陰

今、根釧原野は、「まだ夏じゃない」と「もう夏じゃない」の微妙な狭間に、置かれている。

大飯原発3号機の出力全開が、ミズクラゲの予想外の大発生で遅れたことへの、経済産業副大臣の今日の発言。
「近代科学の粋を集めた原発が、クラゲごときで故障するようではたまらない」
(OMAE-HA-AHOKA!)
 今もって「近代科学の粋」だなどと平気で発言することが驕りと傲慢さを捨てきっていない何よりの証拠だろう。  
大津波も自然の力、ミズクラゲも自然の力なのだよ。
 反省せよ。

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