2012年8月16日木曜日

操縦ミスとは言うけれど

 今年4月、モロッコで起きた米軍のオスプレイ墜落事故は、人為的なミスが原因だとする最終的な調査結果を訪米した日本側に伝えた。
 事故機は離陸後、地上50メートルに上昇して方向転換した際に追い風を受けた。パイロットが可動式エンジンと回転翼を、制限を超えて水平方向に傾けたため、機体がバランスを崩し、前のめりになって墜落した。
              (2012年8月16日 10時23分 中日新聞記事より)

 こんなことは前から言われていたことであり、予想されたことだ。何ら新しい事実は出てこない。何のための「調査」なのだろう。時間とお金も無駄づかいだ。
日本側の訪米調査団の神風(じんぷう)英男防衛政務官は「米側は制限に違反する操縦が原因だと説明した。機体に異常があったとは言っていなかった」と述べている。

 素人の考えだが、「機体に欠陥はない」と言っても、追い風で十分な速度が出ていない時にロータを水平に向けたら墜落するというのは、構造の本質に関わる欠陥ではないだろうか。
 少なくとも無関係な人々が暮らしている住宅地や学校の上を飛ばしてよい機構ではないように思う。
 100年前ならいざ知らず、現代でパイロットの操縦技術に頼って安全を維持するなどというシステムは危険すぎるだろう。

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