2012年12月28日金曜日

御用納めの「御用」は誤用だ

 今年は29日が土曜日だ。だから、今年の仕事は今日で仕事が終わりとなった。  机の周りを片付け、来年早々に始める仕事の準備をして、今年一年の仕事納めとなった。  いわゆる「」御用納め」だ。  「御用」というのは、いかにも時代がかった言い方だ。こういう表現を使うと自分が「おかみ」の一員であるのだなとあらためて思う。  江戸時代以来、官尊民卑の考えが意識の底流にあり、その裏返しで、何度か公務員バッシングが激しくなる時があった。  今もそうかも知れないが。  実際、地方自治体職員の中には、ごく希有な例だが、住民を見下す尊大な意識が残骸のように残っていることがある。また、住民の側にも公務員を敵視する気分が流れている場合もたまにある。  公務員が住民を蔑視するのは、根拠のないエリート意識が心の底に淀んでいるからだと思う。それこそ「おかみ意識」である。集団の力を笠に着て威圧するチンピラと同じ発想だと思う。 公務員への敵視にはやっかみが含まれていると思う。その証拠に、公務員を減らせとか公務員給与を削れと叫んでいる人が、我が子を公務員にさせることに熱心だったりする例をいくつも見てきた。 地方の自治体をコンパクトなコミュニティと考えるとこれらは不毛な対立だと思うのだが。 住みよい町では、住民と自治体職員との協同意識が高く協力関係が強く築かれているように思う。

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