2013年1月18日金曜日

恐ろしい方へ走っているとは思いませんか

 今日から羅高の授業が始まった。最初は二年生の野外観察。ワシ類を観ようということで海岸線を歩いた。ウミウ、シノリガモ、オオセグロカモメ、オオワシ、オジロワシ、トドなどを観ることができた。  切りつけるような冷たい風が吹き、気温も-8℃くらいだったが、日なたの氷が融けてアスファルトに水がにじみ出していた。日射しの強さが戻ってきたということだろう。  冬の外遊びが楽しい季節になってきた。    立春が近づく心弾む思いを噛みしめているとき、不安をかき立てるような様々の出来事が起きている。  アルジェリアでのテロ事件。そして領土問題をめぐって高まる緊張。その陰に隠れるように「除染」のインチキと放射性物質による汚染が当初の予想よりも確実に広い範囲に広がっている事実が次々に明るみにでてきていること。  外交がらみの問題は、放射能汚染の広がりから世間の耳目を外らす格好の材料だろう。「福島の問題はもう片付いた」という印象を先行させ、外交問題を持ち出すことで「今はそれどころではない」と訴える。マスコミもそれに手を貸している。  内側をまとめるとき、外に敵を作る手法など手垢にまみれて黴が生えたやり方なのだが、いまだにそれが通用しているところがバカバカしくもあり、恐ろしくもある。  どうしようもない状況になり果てている。

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