2013年3月10日日曜日

低気圧と科学

 わが家、(北緯43°22′41″、東経145°16′55″)の今日の気圧の移り変わりは次の通りだ。 07:00 994hPa 08:00 990hPa 10:00 985Hpa 11:30 978hPa 13:00 972hPa 15:30 977hPa 16:30 980hPa  現在17時30分。低気圧はそれほど発達することなく、かつ速度を上げて根室沖に達した。  朝から90分おきに気圧の変化をみていたので、その通過を捉えることができた。かつ、天気も低気圧の通過に伴って鮮やかに変化した。まるで気象の教科書を見ているようだった。  この低気圧の速度と発達の様子はおそらく予想を裏切ったのではないだろうか。先週の猛吹雪をもたらした低気圧に懲りたか、JRは早くから特急の運休やダイヤの間引きを決めていた。予想の難しさだろう。  予想もつかないようなことを予想しようと努力してきたのが科学だ。天体の運行のように完璧に予想できるものもあるし地震のように予測の難しいものもある。予測が外れると腹を立てる人もいるがそれは予測技術の難しさを理解しない短絡ではないだろうか。  最近なんだか反科学主義、反権威主義的な考え方をする人が目につくのだが、もう一度「科学的」ということについてじっくり考えてみる時かも知れない。

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