2013年3月11日月曜日

最大の被害はなんだろう

上空に寒気が入っている、ということで今朝は-10℃の気温。路面が非常に滑りやすく、車を運転していてタイヤがすっかりすり減ったのではないかと何度も思った。-10℃というのは、この地域ではそれほどの冷え込みではない。冬としてはむしろ暖かい方なのだが、3月中旬という季節を考えると非常に寒く感じるから不思議だ。  今日は、あの地震から2年目ということで様々の行事が催された。ラジオも朝からその話題を多く取り上げていた。この地震は、現世に生きている人が経験したことのない規模であり同様の津波を伴っていたこと、おびただしい映像が撮影されマスコミやインターネットで流れたことなどが従来の災害とは異なる特徴だったろう。  さらに、原子力発電所の事故を引き起こしたのも大きな特徴で、このために被害が拡大・長期化し、まだ続いている。  そして、それに伴って「政府の発表」とか「専門家の見解」がウソと誤魔化しでしかなく、大手マスコミの報道も含めて全く信頼できないかつての「大本営発表」と同じ構図だということがバレてしまった。  政府の発表、権威者の話、大手マスコミの報道がこれほど信頼を失う状況は、かつて日本にあっただろうか。その状況が二年も続き三年目に突入したことになる。この溝は、この先3年や5年では埋まりそうもない。いや、数十年経っても無理のような気がする。 さまざまな被害や被災があるけれど、このことが日本にとって最大の災害かも知れない。

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