2013年3月6日水曜日

久々にスキー授業

 久々に「野外観察」の授業でスキーを履いた。  一時間(正味50分)の授業だったので遠くへ行けないので、校舎の向かい側の斜面を登った。途中に大きなミズナラが立っている。胸高直径で軽く1メートルを越す巨木だ。 皆でその下に集まり、しばらくその斜面で滑った。気温が高く、湿ったボタン雪が積もっていて滑りが悪いのではないかと思ったが案に相違してなめらかに滑ることができた。  緩斜面なので、生徒たちも喜んで滑っていた。シーズンの始め頃にくらべて皆、ずいぶん上手になっている。やはり若者は新しいことに慣れるのも早い。  しばらく滑っていたが終業時刻が近づいたので、校舎までおりることにしたが、普段とは違うコースをとった。僕も今まで使ったことのないルートで野球場を作るために元々あった山を垂直に近い角度で削り取った斜面だ。しかし、このところの吹雪のお陰で45~50度くらいの傾斜になっている。  さすがに直滑降で降りる訳にはいかないので斜面を斜めに横切って降りることにした。まず、先頭に僕が降りた。寒気と風で雪の表面が適度にクラストしていてエッジがよく効いた。しかし、中程まで降りたとき異様に堅い雪面に捉えられ、エッジが抜けて横滑りとなり垂直に大きく落ちてしまった。  一旦停まってから立て直し、下まで一気に滑り降りた。後続の生徒にはコースを変更し、アイスバーンを避けるよう指示した。  やや時間がかかったが、まずまず全員が無事に降りることができた。  「夏にあの崖をもう一回見ておきなさい。今日、滑り降りた所がどんな斜面だったかあらためて驚くと思うよ。」そんな話を交わして授業を終えた。  短時間のスキー授業だったが一定の達成感を味わうことができた。

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